ワイパーと雨と事故

前回までの内容はこちらから。
 →ワイパーの概要
 →ワイパーの様々な姿Part1 Part2
 →未来のワイパー

さて、もう少しだけワイパー話にお付き合いください。

個人的ワイパーニュース

ワイパー関連で僕が最近感心したのが、
トヨタさんのミニバンシリーズです。
(シエンタ除く)

リアスポイラーが標準装備になっているのですが、
その中にリアワイパーが隠れるようになってるんですね。

開発者さんの、機能のためにデザインを捨てない
姿勢には脱帽です。

ワイパーは関係ないんですが、
ついでにもう1つ紹介させてください。

アルファードとヴェルファイアだけなんですが、
スライドドアのレールがサイドウィンドウ
グラフィックにうまく隠れているんですよね。

あのレールって、ミニバンのデザインを
結構邪魔していると個人的に思います。

これも気づいたときは感心しましたねー。

ワイパーと雨と事故

さーて。ここからはタイトルにある通り、
ワイパーと雨と事故にまつわる話をします。

雨天時の事故データ

まずは2022年の首都高でのとあるデータを
見ていただきましょう。詳しくはこちら

施設接触事故とは、壁や分離帯、縁石などの
構造物に接触する事故のことです。

東京管区気象台発表のデータによると、2022年度の
雨天時間は年間で約5%と、晴天時間よりも断然短いです。

なので当然、発生件数自体は晴天時の方が多い。

ところが、雨天時・晴天時それぞれ1時間当たりの
発生件数を計算すると雨天時は0.82件、
晴天時は0.12件と、雨天時は約7倍多く事故が発生
していることになります。

死傷事故も同様、発生件数自体は晴天時の方が多いです。

がしかし、1時間あたりの発生件数を計算すると、
雨天時は0.27件、晴天時は0.06件と
雨天時は約4倍多く事故が発生している。

まあ要するに、雨の日は事故が多いよってことです。
言われなくてもわかってるとは思いますが。

なぜ雨天時は事故が多いのか

では、なぜ雨の日は事故が多いのか。

視界の悪化、制動力の低下、滑りやすい路面、
交通量の増加などなど色々あるでしょう。

皆さんはスリップ事故のイメージが強いですかね?

ただですよ。

車の運転は認知・判断・操作の3つを
繰り返しているって聞いたことありますかね?

事故ってのは3つの内どれかでエラーが起きると
発生するんですが、最も多いのは認知のエラー
だと言われています。

つまり「見えていない」「気づいていない」が
多くの事故の原因と言える。

雨の日の視界の悪さは、皆さん身をもって
理解しているはずです。

視界が悪けりゃ、そりゃ見えんし、気づきません。

カーブの情報がつかみにくいので、
速度の調節も難しくなるでしょう。

雨の日は、視界の悪さによる
認知のエラーが発生しやすいってのが、
事故が多い原因なんじゃないでしょうか。

ワイパーと雨と事故のまとめ

なので、「見える」「気づく」ために
撥水コーティングやワイパーのメンテナンスをして
雨の日の視界を確保しましょう。

ワイパーに拭きスジや拭き残しはありませんか?
ガラスの撥水力は落ちてませんか?

しばらく雨が続くし、最近の雨は激しいので、
皆さんしっかり視界を確保して事故のないよう
運転してくださいね。

ワイパー話 まとめ

さて、長々と続いたワイパー話は、
雨の日の安全運転に大きく寄与してくれる、
生きている化石ことワイパー君への感謝で締めようと思います。

いや、ここまでくると
ワイパー様ってお呼びした方がいいかな。

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