七変化ワイパー Part2

さあ、まだまだありますよ。

ここからはメーカーが生み出したアイデア満載の
ワイパーを紹介していきます。

目指せワイパーマスター!!

メルセデスベンツ パノラマワイパー

本国では「eccentric clean sweep」や
「eccentric sweep wiper」と呼んでいたみたい。
イカしてますね。

1本のワイパーを伸縮させることでM字を描く様に
動かし、通常よりも広範囲を拭き取ることができる優れもの。

と思いきや、構造が複雑で故障が多く高コスト
だったみたいですね。
低コストが1本式のメリットなのに…。

まあ、前回紹介した1本式のデメリットも変わらず
あったようので、廃れていったんでしょう。

故障の仕方によっては、フロントガラスの
外側までワイパーが飛び出すこともあったみたい
ですね。笑

ウォッシャーノズル一体型ワイパー

ウォッシャー液は、通常ボンネット上か後端から
噴射するのですが、こいつはその名の通り
ワイパーについたノズルから噴射します。

BOSCHさんはジェットワイパー
ホンダさんはスマートクリアワイパー
レクサスさんはウェットアームワイパー
トヨタさんはダイレクトスプレーワイパー
なんて呼んでいるみたい。

  • 水が飛散し視界が見えにくくなるのを防ぐ
  • ウォッシャー液の消費量を削減できる
  • 消費量削減によりタンクを小型化できるため軽量化が可能
  • 風の影響を受けにくいため、高速走行中の洗浄性改善

良いことづくめだけど、コストが高いため
採用車種は限られる。車種によってはオプションで
付けられるみたいです。

メルセデスベンツ マジックビジョンコントロール

オープンカーであるSLに搭載された(現行型も
63は標準装備)機構です。

ワイパーブレードに数多く開けられた穴から
ウォッシャー液を噴射することにより、
オープンルーフ時にも室内を汚すことなく視認性
を確保できる革新的な払拭洗浄システム
とのこと。

前述のウォッシャーノズル一体型ワイパーと
似たシステムですね。

まあ、これはどっちかというとウォッシャー液を
噴射しても室内が汚れないようにするってのが
主たる目的なんでしょう。
オープンカーならではの悩みですね。

噴射の仕方が豪華で、さすがメルセデスって感じ。

トヨタ サイドウィンドウワイパー

1988年に登場したマークⅡにオプションで
用意された装備です。

今は亡き、
運転席・助手席の窓を拭き取るワイパーです。

昔は撥水コーティングなんてなかったでしょうし。

現代では撥水コーティングをしておけばまあ
見えるんですが、これはこれであると便利かも
なんて思います。機能的には。

見た目とかコストを考えると…。

日産 ワイパー付電動リモコン式フェンダーミラー   ドアミラーワイパー

それぞれ、1980年に登場したレパード、
1988に登場したシーマに装備されたもの。

これも撥水・親水コーティングがある現代では
まあ要らないですよね。

サイドウィンドウワイパーと同じで、あっても
困らないけど、諸々考えるとって感じ。

ヘッドライトワイパー

Rudolf Stricker

欧州車などに多く装備されていたみたいです。

ヘッドライトに付着した汚れを落とし、
光量(明るさ)を確保したり、乱反射を防いだり
するためのものですね。

現代では、ヘッドライトウォッシャーがあるため
姿を消しちゃいましたが。

まとめ

こんな感じで、ワイパーにも色々ありましたよと。

廃れていったものや、なんじゃそりゃって感じの
ものもありましたが、その屍の上に最新技術があるわけで。

メーカーも僕たちの安全・快適な運転、ひいては
楽しい運転のために日々努力してくれているんです。

これであなたも今日からワイパーマスター!
というよりワイパー博士ですかね。

次回は、未来のワイパーについて調べてみようかと。
ワイパーのお話はそれで最後にできるかなぁ。

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